内容説明
忍び寄る未曾有の環境変動。その苦痛と混乱を、私たちは座して受け入れるのか。破綻の迫る危機的状況を前に、第一線の研究者が立ち上がった。分野の垣根を乗り越え、人類の英知を結集させる。人間社会の持続可能性―サステイナビリティ―を探る、学術構想の全体像が明らかになる。
目次
1 サステイナビリティ学の提唱(サステイナビリティ学への挑戦;サステイナビリティと共生思想 ほか)
2 サステイナブルな社会像を示す(サステイナブルな地球温暖化対策を目指して―地球温暖化問題の構造化;東アジアの循環型社会を目指して ほか)
3 地域社会のサステイナビリティ(生物生産生態と地域社会を統合するサトヤマ概念;衛生環境と地域のサステイナビリティ ほか)
4 サステイナビリティ教育と社会連携(IR3Sによるサステイナビリティ教育の実践;サステイナブルキャンパス―大学からの変革 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
21
直訳すると持続可能性となるサスティナビリティだが 今後の地球環境を維持していく為に必要な考え方である 経済発展と地球環境のジレンマはもう古い考え方なのか 企業の環境への取組が出てきているのは感じる。 正直あまり興味のある分野でないが知っておこうと読了2015/11/18
calaf
9
東大が提案し、2006年度から活動を始めたのが、サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S: Integrated Research System for Sustainability Science)。こんな組織まで出来ていたのですね...全く知らなかった...まぁ、大切なことは分かるけど、内容についてはこれを読んだ後も、分かったような分からないような... (大汗)2012/11/29
takao
2
ふむ2020/09/22
yokkoishotaro
0
サスティナビリティ学自体への持続可能性を心配しつつも、重要な学問であるし、この考え方、学問に少しでも貢献できるように頑張りたいと思った。 そう思うべきだとも思った。2018/11/26