内容説明
本巻に収めた第二部では、大国となりつつある米国で、デモクラシーが前例のない規模の大きさで機能するには何が問題となるかを検証、後世の米ソ対立を予言する文章で締めくくる。「いつの日か世界の半分の運命を手中に収めることになるように思われる」。(全四冊)
目次
第2部(合衆国では人民が統治するとまさしく言える事情;合衆国の政党について;合衆国における出版の自由について;合衆国の政治的結社について;アメリカの民主政治について;アメリカ社会が民主政治から引き出す真の利益は何か;合衆国における多数の全能とその帰結について;合衆国で多数の暴政を和らげているものについて;合衆国で民主的共和政の維持に役立っている主な原因について;合衆国の国土に住む三つの人種の現状と予想されるその将来に関する若干の考察)