出版社内容情報
人生の本質を無常・流転に見た芭蕉の芸術と生涯はいくつかの旅を展開点として飛躍を遂げてゆく.肉体と精神を日常性の停滞から解き放ち,新たな発見に直面させてくれるもの,それは旅であり,芭蕉の人生観・芸術観の具体的吐露が紀行文であった.本書に収めた諸紀行文は『奥の細道』という高峰に至る道標とも言えるであろう.
内容説明
人生の本質を無常・流転に見た芭蕉の芸術と生涯はいくつかの旅を展開点として飛躍を遂げてゆく。肉体と精神を日常性の停滞から解き放ち、新たな発見に直面させてくれるもの、それは旅であり、芭蕉の人生観・芸術観の具体的吐露が紀行文であった。本書に収めた諸紀行文は『奥の細道』という高峰に至る道標とも言えるであろう。
目次
野ざらし紀行
鹿島詣
笈の小文
更科紀行
嵯峨日記