出版社内容情報
20代の和辻は,飛鳥・奈良の古建築・古美術に相対し,その印象を若さと情熱をこめて書きとめた.鋭く繊細な直観,自由な想像力の飛翔,東西両文化にわたる該博な知識が一体となった,みごとな美の世界.(解説=谷川徹三)
内容説明
大正七年の五月、二十代の和辻は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など奈良付近の寺々に遊んださい、飛鳥・奈良の古建築・古美術に相対し、その印象を若さと情熱をこめて書きとめた。鋭く繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知識が一体となった、みごとな美の世界がここにはある。
目次
アジャンター壁画の模写
ギリシアとの関係
宗教画としての意味
ペルシア使臣の画
哀愁のこころ
南禅寺の夜
若王子の家
博物館、西域の壁画
西域の仏頭
ガンダーラ仏頭と広隆寺の弥勒〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
3
有名な本だがなんだかしっくりこない。白洲正子氏の古寺巡礼の方がおもしろい2015/07/11
牛歩
1
初版の文章が読みたくなった。2009/11/18
musa standers
0
読むのにめちゃめちゃ時間がかかった。著者が何度も書き直したいと書いている気持も理解できる。なんだか頭に入ってきにくい文章であった。2013/05/06
ラララ♪
0
もう一度奈良への旅をしたいと思わせてくれる一冊。
Dragon
0
読みにくい本だが、これを機会に奈良の古寺を巡ってみたくなった 2023/11/14