出版社内容情報
20代の和辻は,飛鳥・奈良の古建築・古美術に相対し,その印象を若さと情熱をこめて書きとめた.鋭く繊細な直観,自由な想像力の飛翔,東西両文化にわたる該博な知識が一体となった,みごとな美の世界.(解説=谷川徹三)
内容説明
大正七年の五月、二十代の和辻は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など奈良付近の寺々に遊んださい、飛鳥・奈良の古建築・古美術に相対し、その印象を若さと情熱をこめて書きとめた。鋭く繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知識が一体となった、みごとな美の世界がここにはある。
目次
アジャンター壁画の模写
ギリシアとの関係
宗教画としての意味
ペルシア使臣の画
哀愁のこころ
南禅寺の夜
若王子の家
博物館、西域の壁画
西域の仏頭
ガンダーラ仏頭と広隆寺の弥勒〔ほか〕
感想・レビュー
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