内容説明
工学が対象とするモノやシステムの挙動は、微分方程式による数理モデルで表現される。本書は、その数理モデルから解を得るまでの方法論を学ぶ入門書である。有限要素法、差分法、粒子的手法、知識工学的手法などの代表的計算手法をていねいに解説する。複雑な数式に煩わされることなく、概念のポイントが明快に理解できる。「岩波講座 現代工学の基礎」からの単行本化。
目次
1 計算力学とは
2 差分法
3 有限要素法
4 粒子的手法
5 ソフトコンピューティング
6 大規模計算力学
著者等紹介
矢川元基[ヤガワゲンキ]
1942年生まれ。東洋大学工学部教授(コンピュテーショナル工学科)。東京大学名誉教授。専門は計算力学、計算科学、計算固体力学
関東康祐[カントウヤスヒロ]
1958年生まれ。豊橋技術科学大学助教授(機械システム工学系)。専門は、計算力学、破壊力学
奥田洋司[オクダヒロシ]
1962年生まれ。東京大学人工物工学研究センター教授(デジタル価値工学研究部門)。専門は、計算力学、数値流体力学、並列計算
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