出版社内容情報
1900年パリの国際数学者会議でヒルベルトが提示した23の問題.20世紀の難問として知られ,数学に大きな影響を与えるが,第3問題だけはすぐに解決し,忘れられた.ところがその第3問題が80年もたってから見直され,幾何学における熱いテーマとして復活したのである.多面体や楕円面などの空間図形の興味深い問題を紹介する.
内容説明
1900年の国際数学者会議でヒルベルトが提示した23の問題は、20世紀の難問として知られ、数学に大きな影響を与えた。そのうち第3問題だけはすぐに解決し、忘れられる。その第3問題が幾何学における熱いテーマとして復活する。多面体や楕円面などの空間図形の興味深い問題を紹介。
目次
第20講 曲率と多面体
第21講 内接できない多面体
第22講 ヒルベルトの忘れられた問題
第23講 不可能なタイル貼り
第24講 多面体の剛性
第25講 柔軟な多面体
第26講 アレクサンダーの角つき球面
第27講 円錐を裏返す
第28講 楕円の中のビリヤードと楕円面上の測地線
第29講 ポンスレのポリズムとほかの閉包定理
第30講 楕円体の重力的引力
著者等紹介
蟹江幸博[カニエユキヒロ]
三重大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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