出版社内容情報
産卵のために帰る浜を失ったウミガメたち.人に愛されながらも水産資源を奪い合う相手でもあるイルカたち.大海の動物にも自由はなくなってしまったのか.彼らの動物学的特性を明らかにし,ともに生きる道をさぐる.
内容説明
涙を流しながら産卵するウミガメ。大海をジャンプするイルカ。その姿を見て感動しない人はいない。しかし、ウミガメは帰る浜を失い、イルカは水産資源を人間と奪い合う相手でもある。そして、ウミガメはしばしば漁網に捕らわれてしまう。大海の動物にも自由はなくなってしまうのか。彼らの動物学的特性と人間とのさまざまな関わりを明らかにし、ともに生きる道をさぐる。
目次
第1部 イルカ(イルカと;イルカ?;海で;水族館で ほか)
第2部 ウミガメ(涙を流すウミガメ;ウミガメという動物;ウミガメの系統を考える;日本のウミガメ ほか)
第3部 討論・イルカとウミガメは何を問うているのか