幸福と医学

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000066105
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0047

内容説明

幸福とは何か、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)とは何か―難問に改めて挑む。高齢化する社会において、人生の中の医療、医療の中の個人を見つめることの重みが増している。制度としてのみならず、人間の相互作用の場として臨床を捉え、生と死への問いを深めることが求められている。さまざまな視点と立場を整理して、幸福の生物学的な成り立ちから主観的な幸福度の評価まで、医学での展開を論じる。問い続けることが医学を豊かにしてゆく。シンボジウム「二一世紀医学フォーラム・京都」をもとに編集。

目次

幸福とは何か(幸福と医学;医療側のエンパシー;幸福の遺伝子)
QOLを考える(医学・医療から見たQOL;臨床研究における健康関連QOLの測定と応用;患者の病気観―生活者としての患者の視点から;病のメカニズムの理解とQOL―糖尿病患者の食事療法から;私の稀病体験と私なりのQOLについて;高齢者のQOLと死生学の必要性)
二一世紀医学フォーラム・京都の記録

著者等紹介

岡本道雄[オカモトミチオ]
1913年生まれ。元京都大学総長。日独文化研究所所長・理事長

井村裕夫[イムラヒロオ]
1931年生まれ。元京都大学総長
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