多変数複素解析 (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 180p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000063326
  • NDC分類 413.58
  • Cコード C3041

出版社内容情報

多変数複素関数論が幾何学、数論・代数学、1変数関数論などと関わるL2拡張定理の応用と精密化を増補。

内容説明

1変数の複素関数に関する基礎理論を多変数の土壌に移植した岡潔の仕事を中心に紹介。正則関数がコーシー‐リーマン方程式の弱解として特徴づけられることを基礎として、大域的な存在定理を調べる実解析的手法を解説する。近年の成果として、幾何学、数論・代数学、1変数関数論などと関わるL2拡張定理の応用と精密化を増補。

目次

第1章 正則関数
第2章 正則関数環と∂コホモロジー
第3章 擬凸性と多重劣調和関数
第4章 L2評価式と存在定理
第5章 拡張・割算問題の解
第6章 Bergman核
第7章 L2拡張定理再説―種々の応用と精密化

著者等紹介

大沢健夫[オオサワタケオ]
1951年生まれ。1978年京都大学理学部大学院(数理解析専攻)修士課程修了。理学博士。京都大学数理解析研究所助手・講師・助教授を経て、1991年より名古屋大学理学部/大学院多元数理科学研究科教授を務め、2017年より同大学名誉教授。専門は複素解析幾何。2014年Stefan Bergman prize受賞。2000年日本数学会幾何学賞受賞。1990年国際数学者会議(ICM)招待講演者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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