出版社内容情報
「文形式の意味」を扱う意味論と,脈絡に左右されることに特徴をもつ「発話の意味」を扱う語用論.従来その境界を曖昧にしたまま意味が論じられてきたが,関連性理論が両者の守備範囲を明確にした.語用論的意味が言語形式自体の意味論的意味に制約されていることを多くの具
内容説明
「文形式の意味」を扱う意味論と、脈絡に左右されることに特徴をもつ「発話の意味」を扱う語用論。従来その境界を曖昧にしたまま意味が論じられてきたが、関連性理論が両者の守備範囲を明確にした。語用論的意味が言語形式自体の意味論的意味に制約されていることを多くの具体例を用いて論じ、意味の科学のあるべき姿を提示する。
目次
第1章 ことばの意味
第2章 意味はどのように捉えられてきたか
第3章 コミュニケーションと意味―関連性理論(認知語用論)
第4章 語や句の曖昧性はどこからくるか
第5章 文の曖昧性はどこからくるか
第6章 意味をどう科学するか
著者等紹介
今井邦彦[イマイクニヒコ]
1934年生まれ。1957年東京大学文学部英吉利文学科卒業。東京都立大学教授、学習院大学教授を経て、東京都立大学名誉教授。文学博士。専門は音声学、統語論、語用論
西山佑司[ニシヤマユウジ]
1943年生まれ。慶應義塾大学文学部文学科仏文学専攻・哲学科哲学専攻卒業。同大学院文学研究科博士課程哲学専攻単位取得退学。マサチューセッツ工科大学(MIT)哲学科博士課程修了。Ph.D.慶應義塾大学言語文化研究所教授を経て、同大学名誉教授、明海大学外国語学部教授。専門は意味理論、語用理論、言語哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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