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出版社内容情報
雪をかぶって温泉につかるニホンザル。彼ら、厳寒の地で生きる「スノーモンキー」の秘密を、研究の第一人者が語りおろす。極楽、極楽~♪ってわけでもないんです、ほんとは。
外国人観光客に大人気の
志賀高原地獄谷野猿公苑。
雪をかぶって温泉につかる、
いじらしくも愛らしいニホンザルの姿には、
あなたの心もぽっかぽか。
でも、彼らの真の姿にきっと
驚かされるはず……。
「なぜ温泉に入るの?」
「どんな生活をしているの?」など、
厳寒の地で生きる「スノーモンキー」の秘密を、
研究の第一人者が語りおろします。
和田 一雄[ワダ カズオ]
(わだ かずお)
1932 年札幌生まれ。野生動物管理学。
北海道大学獣医学部卒業。
京都大学理学研究科博士課程単位取得退学。
京都大学理学博士。
京都大学霊長類研究所(1970‐90 年)、
東京農工大学(1990‐96 年) で
霊長類や鰭脚類の研究に携わる。
元野生生物保護学会会長。
著書に
『ニホンザル保全学』(2008、農山漁村文化協会)
など多数。
内容説明
いまや日本の風物詩となりつつある、温泉でくつろぐサルの姿。この、湯浴みするサルに代表される、雪国で暮らすサルたちはいつしか「スノーモンキー」と呼ばれるようになり、その愛らしさやいじらしさで人々を魅了している。しかし、それは彼らのほんの一面に過ぎない。はたして本来のスノーモンキーの暮らしとはどのようなものなのか。なぜ彼らは雪国に適応したのか。そして、人との関わりはどうあるべきなのか。スノーモンキー研究の第一人者が解説。
目次
第1章 温泉に入るサル
第2章 スノーモンキーの暮らし
第3章 熱帯起源の霊長類が積雪地帯にまで進出した
第4章 温泉ザルの苦難―餌付けの問題
第5章 リンゴ園荒らしをするサル―スノーモンキーと人の暮らし
第6章 ニホンザルと共存するために
著者等紹介
和田一雄[ワダカズオ]
1932年札幌生まれ。1956年、北海道大学獣医学部卒業。霊長類・鰭脚類生態・保全学専攻。1964年、京都大学理学研究科博士課程単位取得退学。1970年、京都大学理学博士。京都大学霊長類研究所(1970‐90年)、東京農工大学(1990‐96年)で霊長類や鰭脚類の研究に携わる。元野生生物保護学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。