出版社内容情報
生命進化の道筋が遺伝子レベルで明らかにされ,なぜ病気になるのか,その手がかりがつかめるようになった.揺籃期にある進化医学を紹介しながら,感染症・アレルギー・糖尿病・高血圧の成因を,わかりやすく解説する.
内容説明
アレルギー、高血圧、糖尿病。高度に進化した人が、なぜしばしば病気にかかるのだろうか。それは生命進化の過程と深く関わっている。その進化の道筋が遺伝子レベルで明らかになりつつあり、その立場から、病気の成因の理解が可能になってきた。本書では、揺籃期にある進化医学の現状を紹介しながら、感染症、免疫疾患、生活習慣病の成因について、進化の視点からわかりやすく解説する。
目次
序章 進化医学とは
第1章 進化の立場から見た感染症
第2章 自己免疫疾患とアレルギー―免疫の高いコスト
第3章 文明と疾患
終章 人はなぜ病気になるのか―進化の立場から