内容説明
ネッシーはほんとうにいるのか?いるとしたらどこから来たのか?ネッシーは何を食べているのか?ネス湖にはネッシーを養えるほどの魚がいるのか?こうした積年の疑問に真面目に取り組み、推論をかさねて、答を出す。さらに生態系という複雑にからみあったネットワークを身近な例から捉えなおし、その中で、外来魚を排除しながらアユやワカサギを放流したり、水が汚れるのも気にせずハクチョウを餌付けしてしまう人間という不可思議な生物の本質を考察。生態系を変え続けてきたその将来を予測する。
目次
第1章 ネッシーはいるのか(ネッシーの来た道を湖の科学からさぐる;エネルギー量からネッシーをみると ほか)
第2章 アオコ退治の落とし穴(アオコってなに?;「殺戮光線」で生き生きとするアオコ ほか)
第3章 魚を勘違いしている人間たち(水槽の中の魚;もう一つの勘違い ほか)
第4章 人、不思議な生き物(誤った判断をする人;ハクチョウを甘やかす人 ほか)
第5章 身勝手な生物たちがつくる生態系(生態系と人の体の比較からみえてくるもの;生態系の中の環境ホルモン ほか)
著者等紹介
花里孝幸[ハナザトタカユキ]
1957年東京都生まれ。1980年千葉大学理学部卒業。1980年国立公害研究所(現・国立環境研究所)研究員。1987年学位(理学博士)取得(東京都立大学)。1991‐93年科学技術庁長期在外研究員(アメリカ・ウィスコンシン大学)。1995年信州大学理学部教授(附属諏訪臨湖実験所)。1996年第5回生態学琵琶湖賞。2001年信州大学山地水環境教育研究センター長・教授。現在、信州大学山岳科学総合研究所教授。専攻は陸水生態学、生態毒性学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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