数学者のアタマの中

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000055321
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0041

出版社内容情報

人間のアタマのなかだけの創造物である数式。にもかかわらず、宇宙、そして自然などわれわれを取り巻く現実世界を見事に表わし記述する。この不思議で奇妙な一致はなぜか。はたして数学者とは、数学的発想とは何なのか。数理物理学者として世界をリードしてきた著者ならではコメントが心を打つ。『偶然とカオス』に続く第2弾。

内容説明

人間のアタマのなかだけの創造物である数式。にもかかわらず、宇宙、そして自然などわれわれを取り巻く現実世界を記述するのに突如として出現することがある。この不思議で奇妙な一致はなぜなのか。はたして数学者とは、数学的発想とは何なのか。数理物理学者として世界をリードしてきた著者ならではの鋭いコメントが心を打つ。『偶然とカオス』に続く第2弾。

目次

科学的に考える
数学とは何か
エルランゲン・プログラム
数学とイデオロギー
数学のまとまり
代数幾何学と教論をちょっと見ると
アレクサンドル・グロタンディークとのナンシーへの旅
構造
コンピュータと脳
数学のテキスト
名誉
無限という名の神の煙幕
基礎
構造や概念の創造
チューリングのリンゴ
数学における発明―心理と美学
円定理と無限次元の迷宮
間違えた!
モナリザのほほえみ
ブリコラージュと数学の理論構築
数学における発見の戦略
数理物理学と創発的なふるまい
数学の美しさ

著者等紹介

ルエール,D.[ルエール,D.][Ruelle,David]
カオス研究をはじめ数理物理学の分野で世界をリードしてきた数学者のひとり。1935年ベルギーのヘントに生まれ、57年にブリュッセル自由大学を卒業。59年に、物理学でPh.D.を取得している。米プリンストン高等学術研究所、仏IHES(高等科学研究所)の研究員を経て、現在はIHES名誉教授。1985年にハイネマン賞、86年にはボルツマン・メダル賞を受賞

冨永星[トミナガホシ]
京都生まれ。京都大学理学部数理科学系を卒業。国立国会図書館司書、イタリア大使館のイタリア東方学研究所図書館司書、自由の森学園教員などを経て、現在は一般向け数学啓蒙書、児童文学などの翻訳、紹介に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

59
小学校の終わりから高校にかけてのころ、小生の一番の憧れの仕事、対象は数学者(となること)だった。  その夢はあっさり潰えたが、数学者への憧れの念は今も強い。 2010/07/06

satochan

1
日本語が難しいのか、整合性が感じられないのか。 ある数学者が考えたことをそのまま順番とかは置いといて思いついた通りに書いていったというほうが正しいような気がする。とりあえずなぜ本書の内容が頭に入ってこないのか考えてみた。おそらく、数学を解くかのように書かれているからだ。AだからBだろう。しかしはたして本当にBと言えるのだろうか。BというためにはCが証明されなければならないが、その前にまず……。のような書き方である。確かに頭の中である。2018/10/31

月夜乃 海花

1
タイトルと違って、数学者がどういった考え方をするのかが書かれているというよりは、数学史を振り返りながら数学者について語られているように感じられた。少し期待していたものとは違った。2015/04/15

牛タン

1
「真に創造的な数学者は世界に数十人。」やっぱり世界的な科学者・数学者の書く本は読んでてワクワクする2010/11/27

かみーお

1
うーむ。想像していたのと少し違いました。もっと観念的な考察かと思っていたんです。2010/06/23

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