出版社内容情報
第I部で,解析的数論の立場から代数体で問題を考えるために必要な理論と,加法的問題を考察するための基本事項を紹介する.第II部では,ワーリングの問題,ゴールドバッハの問題等を検討する.研究者に不可欠の書.
内容説明
数論の問題を解析の方法によって研究する分野が解析的数論であり、その歴史は長い。本書は二部からなる。第1部では解析的数論の立場から代数体で問題を扱うのに必要な理論と、加法的問題を考察するための基礎的な諸結果を紹介する。第2部では、ワーリングの問題、ゴールドバッハの問題等を検討する。この分野の研究に欠かせない成書である。
目次
第1章 イデアル上の関数
第2章 量指標をもつζ関数
第3章 代数体の素数定理
第4章 三角和と平均値定理
第5章 Waringの問題
第6章 Goldbachの問題
第7章 分割問題