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出版社内容情報
キリスト教の教義にもとづいて観念された〈聖なる次元〉の絵画表現に光をあて,その意味と効果を明快に解き明かす本書は,古代末期からルネサンス期までの約1000年のヨーロッパ中世絵画の流れを俯瞰した恰好の入門書.
目次
1 不可視世界の異次元化
2 古代ヘレニズム・ローマ絵画におけるモノクロミー表現
3 初期キリスト教時代(4―6世紀)の絵画における古代伝統の継承と変質
4 背景の消失と金地の導入、「彩られた雲」と光背の形成
5 自然主義的テオファネイア
6 不可視世界のモノクロミーの完成(東方キリスト教圏の中期、末期)
7 中世絵画におけるモノクロミーのその他の用例
8 モノクロミー彩色の新たな展開(西ヨーロッパ中世末期)