モダン・エコノミックス<br> ミクロ経済学〈2〉

モダン・エコノミックス
ミクロ経済学〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 437p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784000043229
  • NDC分類 331
  • Cコード C3333

出版社内容情報

経済主体による個別的意思決定の社会全体としての整合性と効率性について述べる.双対性アプローチの経済分析への応用面を明らかにし,ゲーム理論も解説.ミクロ経済学のフロンティアへ導く書.

内容説明

本書は、ミクロ経済学の中級テキストブックである。この第2巻では、まず完全競争市場において各経済主体が分権的に行なう個別的意思決定が、社会全体として整合性と効率性をもつために満足されるべき条件を述べ、代表的資源配分メカニズムである「価格メカニズム」の静学的・動学的性能を評価する。次に完全競争の条件が満たされない独占・寡占・独占的競争の3つの市場構造において、個別的経済主体間の戦略的相互依存関係に焦点を当てつつ、分権的市場経済が示す性能を事実解明的・規範的に吟味する。

目次

第4部 均衡と効率(価格機構と資源配分;分権的資源配分の社会的整合性;厚生経済学の基本定理;自発的交渉のコアと競争均衡 ほか)
第5部 不完全競争(完全競争と不完全競争;独占と資源配分の効率性;寡占と相互依存関係;寡占競争の効率性とコンテスタビリティ ほか)
第6部 市場の失敗と厚生経済学(ミクロ経済学の事実解明的アプローチと規範的アプローチ;外部性とコースの定理;公共財・リンダール均衡・クラーク機構;補償原理と「新」厚生経済学 ほか)
数学付録2

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Voces Intimae

1
大学のミクロ経済学の授業のために読了。読み込むにはある程度の数学の知識が必要。西村や根岸や奥野に不足している部分を補うためにこれを読めば、学部生の教科書としては充分すぎるほどではないかと思う。2冊組だが、<1>はあまり役に立たない。2011/01/09

0
vol.1からの流れで一般均衡理論から書かれている。定理の証明が非常にしっかりしており、数学付録の不動点の定理の証明に関しては鈴木先生のゲーム理論の次くらいにわかりやすかった。また、ゲーム理論についてもミクロ経済的視点が強く、公共財に関するリンダール均衡の説明や集団的選択などは読み易い。数学に関してもある程度の知識が必要ではあるがわかりやすく説明されている。2014/03/13

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