出版社内容情報
時代は転換の予兆にあふれ,危機をはらんで流れている.我々の世界経験を貫く地殻変動を捉えるため,専門を異にする気鋭の研究者が,自由なスタイルで,モデルのない現代の問いと取り組んだ.〈知〉の多次元空間への招待.
内容説明
脳死、戦争、演劇的な死、〈不死〉という病、〈死〉を分光器とする世紀末のスペクトル。読書案内 現代読書マップを併載。
目次
恐れと驚き―死と生への問い(細川亮一)
死の領分―20世紀芸術における死の表象と臨界(四方田犬彦)
戦争論(西谷修)
イメージの図書館 死とメディア(伊藤俊治)
死の観念に映された生の姿(松永澄夫)
文明の死 文化の再生(村上陽一郎)