出版社内容情報
グラフィックデザイナー、岡本一宣がつくったガイドブック。
江戸時代、外国との唯一の窓口であった長崎には数多くの優れたデザインが残されています。
それらひとつひとつを吟味しながら、長崎に集まってきた人、モノ、そして文化が織り成す出来事を
77のキーワードに分類しグラフィカルに紹介した一冊です。
本書は長崎出身の岡本一宣による長崎自慢でもあります。
ナガサキベイデザインセンター[ナガサキベイデザインセンター]
著・文・その他
内容説明
出島、カステラ、ちゃんぽん、くんち…長崎と聞いて誰もが思い浮かべるキーワードから次々と連なるエピソードの数々。そこから見えるのはかつて日本で唯一、世界と結ばれていた街の素顔。77のキーワードで長崎が好きになる。
目次
第1章 新天地長崎へ
第2章 ナガサキメトロポリス
第3章 私を狂わせたニッポン
第4章 遊学・留学・日本を洗濯
第5章 白い黄金
第6章 長崎人の心意気
第7章 マイ・オールド・チャイナ
第8章 饗応のひと皿
第9章 祷りの伝承
第10章 長崎物見遊山
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
3
見事な写真と画一的な他のガイドブックにはないセンスに惹かれて、都立図書館から借りて読む。77のキーワードに沿って紐解かれていく長崎は読み応えあり。漠然とした知識しかなかったので、長崎に訪れる前の高揚感を煽ってくれる。2016/01/30
wknwkn
3
長崎旅行の予習に。長崎って日本史において重要な土地のひとつだなぁと改めて感じた。出島、キリシタン、坂本龍馬など日本史さっぱりの私でもわかる出来事・人物がたくさん。予習していったことで大浦天主堂や浦上天主堂も凄く感動しました!カラー写真とわかりやすい文章で凄くいい本だと思った。全都道府県及び各国版出して欲しい!2015/08/26
茉裕
2
長崎生まれ長崎育ちだが、地元のことを詳しく書いた本を読むのは初めてだった。観光地として有名な場所はよく知っていたが、子どもの頃から親しんできた町の成立や名前の由来などは読むまで知らなかった。本に書かれているように長崎に住んでいると自転車に乗っている人を見かけると尊敬の目で見たし、当たり前に見ていた尾曲がり猫が他県に住んだ時に珍しいと知って驚いたのも覚えている。長崎人の感覚もきちんと書かれていてよくできていると思った。2017/12/12
はるか
2
長崎県立美術館で購入。旅行したらせっかくだしその土地のこと勉強しないと。綺麗な写真と簡潔な文章で長崎の歴史と文化を知る1冊。高校で使った日本史の資料集のようだ(^_^)祭りや食べ物の内容あって面白い。歴史は鎖国〜明治が主で、原爆の記述がないのが残念。こんな本、各都道府県であれば絶対買うのにな!?2014/01/03