出版社内容情報
発達心理学では,どんなテーマが論じられ研究されてきたのか.現在の研究の動向はどうか.最新の研究状況を平易に紹介しながら,子どもが生きていく上で力となる心理学を共に創造しようと訴えます.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マロ
3
入門書のように知識を提示する本というよりも、時代背景を踏まえた発達研究の流れに対する鋭い指摘。能力を内に貯めていくことが「発達」なのか?95年出版だが今でも読み応えがある。ではどう発達を考えるのか、答えはでない。本書はあくまで問題提起である。ちなみに絶版らしいので、手に入ってよかった。2017/03/21
米川青馬
2
読了。あまり期待していなかったが、読了後は「良い拾い物をした」と思った。何しろ発達心理学の教科書の体を取りながら、発達心理学の問題提起をいろいろ行っているのだ。その象徴的な一例が、「発達」が問われ、発達心理学が盛り上がる原因には、人の発達がそのまま社会的地位や収入などの差になって現れる近代社会の構造があり、だから発達心理学の流行と子どもたちの生きにくさは同根なのだと述べる点だ。つまり著者2人は、発達心理学自体をある意味問題視している。こういう視点を持った著者と本は信頼できる。ピアジェとワロンに詳しい一冊。2012/03/11
yucco
0
題名から、臨床実験のやり方や結果についての話が語られるのかと思いきや、それだけではなく、子どもの発達についての考え方や向き合い方、発達心理学そのものに対する問題提起などに多くのページが割かれ、とても勉強になったし考えさせられた。図書館に返却する前にもう一度読み直したい。2019/06/10
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