作家の方法<br> ベケットと「いじめ」―ドラマツルギーの現在

作家の方法
ベケットと「いじめ」―ドラマツルギーの現在

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000035026
  • NDC分類 952

内容説明

〈関係〉が主役。近代的な〈個〉が舞台を降りた現代のドラマツルギーとは。ベケットのドラマツルギー「いじめ」のメカニズム。

目次

プロローグ―ドラマツルギーの変容(方法論の演劇;関係が主役)
1 「いじめ」のドラマツルギー(閉鎖された場;無記名性の悪意;関係の中の「孤」;虚構の関係性;「孤」と無記名性の均衡)
2 ベケットの戦術(関係の迷路;言葉ともの;メタ・コミュニケーションの装置;話し手と意味を消す;主体の溶解;「お葬式ごっこ」と『わたしじゃない』;沈黙へ)
エピローグ―局部的リアリズム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どらがあんこ

9
すぐに思い出したのが数年前読んだ『孤族の国』という題名の本。あちらは孤独死について扱っていたがあれもまさに他殺としての自殺なのかもしれないなと。かといって大風呂敷を広げても仕方がないことを著者も指摘する。その場所性に基づく気味の悪さから欲望の動力へと無媒介に読み、接続することが必要ではないか。2019/07/17

hirokoshi

0
ただ突飛なことをしたくてしてるんじゃなくて、どのような狙いでそういう表現をしているのかという演劇の話、とてもおもしろかった。2022/10/12

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