岩波ブックレット 旅しよう東南アジアへ―戦争の傷跡から学ぶ

高嶋 伸欣【著】〔タカシマ/ノブヨシ〕

岩波書店（1987/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 63p／高さ 21X15cm
• 商品コード 9784000030397
• NDC分類 292.39

出版社内容情報

戦時中，東南アジアで日本が行なった侵略行為の数かずはあまりにも知られていない．虐殺された人びとの慰霊碑，遺体発掘の地，戦争博物館などを訪ねながら，戦争とは何だったのか，アジアとの連帯を考えるガイドブック．

目次

赤道直下、シンガポールへ
「孫文記念館」をたずねる
さようならアウシュビッツ　こんにちは晩晴園
マレー半島の殉難華僑慰霊碑分布図

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[扉のこちら側]

2016年782冊め。タイトルでは東南アジアと広く使われているが、文中では主にシンガポール、「孫文記念館」とのやりとりを中心に書かれている。著者が訪問した際に日本軍により虐殺された民間人の遺品が物置にしまわれっぱなしになっていたため、日本国内から寄付を募り保存ケースを寄贈、そして日本での展示のための調整を図っている最中に当時の中曽根発言（多民族国家は劣等と侮辱）でNGになったとのこと。(続）

2016/10/02