内容説明
ここでしか聞けない。戦後日本建築史の珠玉のメモワール。「建築家は五十歳から」九十三歳で亡くなるその日まで鉛筆を握っていた村野藤吾のことばだ。いつまでも若々しく輝かしいモダニズムの時代を生き抜いた二十人。多様なフィールドで重ねた、半世紀を優に超える豊かな経験。葛藤、闘い、喜び、希望、楽しみ。
目次
高橋〓一(ていいち)―建築家に歳なんて関係ない
池田武邦―僕は船乗りだったから、基本的に海から陸を見るんです
内田祥哉―そもそも構法は、構造を決心するための学問です
池原義郎―大地とか環境、そして地域の問題から目を離すことができない
槙文彦―建築というのは結局人間との付き合い、人間を考えることです
前野〓(まさる)―世界遺産の前に、まずは自分たちの身の周り
保坂陽一郎―人が集まって共同で暮らすシステム、それがどこかで壊れてしまった
内藤恒方―ランドスケープは建築のかたちまで決める
竹山実―専門職でなく誰もが建築家だとなりつつある
近澤可也―社会がリスクを怖がって、やるべきことをやらなくなった〔ほか〕
著者等紹介
真壁智治[マカベトモハル]
プロジェクトプランナー!1943年生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。プロジェクトプランニングオフィス「M.T.VISIONS」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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