機械美術論―もうひとつの20世紀美術史

機械美術論―もうひとつの20世紀美術史

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000027281
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

出版社内容情報

科学やテクノロジーは人間の身体,生命,そして精神のあり方にどのように関わり,その変容は人間の表現行為としての芸術にどう影響するのか.人間認識のあり方に根本から変革を迫るニューメディア時代の新しい哲学.

内容説明

科学やテクノロジーは人間の身体、生命、そして精神のあり方にどのように関わり、その変容は人間の表現行為としての芸術にどう影響するのか。20世紀芸術の本質を未来派から神経美学にいたるまで、人間と機械との関わりあい方の変化として捉え、従来の絵画中心の美術史の組み替えをはかる。人間認識のあり方に根本から変革を迫る、ニューメディア時代の新しい哲学。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mai

2
20世紀以降の人間と機械の関係を美術の視点から考察。「オートマタ」など機械仕掛けのおもちゃから、未来派やロシア構成主義の試みへ、次第に非物質的なものへとテクノロジーが進化し、ゆえに機械は人間の身体に入り込み、ついには精神へと到達する過程を丹念に紐解いた力作。たったの1世紀の話なのに人間はずいぶん遠くまできてしまったようだ。出版が1991年なので、そこからさらに四半世紀以上経ち、AI問題にさらされている人類は、これからどこに向かおうとしているのだろうか。2025/08/09

Hanna Saito

0
写真の発明〜マシンエイジから現代までのテクノロジーがアートにどんな影響を与えたかという事と、テクノロジーを使ったアートの図鑑。60〜70年代あたりのカウンターカルチャー的なテクノロジーアートは、この時代の雰囲気はなんとなく知っている気でいたけど、写真や具体例が豊富だったので感覚の裏付けがとれた。ティモシー・リアリー、ジョン・C・リリー、バックミンスター・フラーなど。ご存知ジョー・デイビスやステラークも登場したし。テクノロジーとアートの関係が近くなるとテクノロジー礼賛と批判の激しい揺らぎが生じる様に思える。2013/09/19

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