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出版社内容情報
『大草原の小さな家』で始まるローラ・インガルス一家の物語の作者ローラ・ワイルダーの子どものころの作品や農家の主婦の視点から書いたエッセイなど,彼女の実像を紹介する作品集.未発表の家族の文章も多数含む.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
40
ローラとその一人っ子の娘ローズ亡き後に出版された本です。未発表の詩やコラム、またローラの姉妹や父の書いた物も収録されていて面白かったです。特にローラの詩が素晴らしかった。イキイキとしていて、ローラの人となりがよく伝わってきます。晩年の写真も豊富で、75歳の時の、なんて可愛いこと。終の住処となったオーザックの家を建てる時のローラの泣き落とし作戦には、アルマンゾの優しさにホロっとしました。じゃじゃ馬ローラを大きく受け止める温厚アルマンゾ。理想的な夫婦です。2017/01/21
あや
11
「大草原の小さな家」の福音館書店の原作シリーズ、岩波少年文庫の原作シリーズ、NHKのドラマの直撃世代にはたまらない1冊。昔御茶ノ水と水道橋の駅の間に児童書専門店があった。そこで「ローラ・インガルス・ワイルダーの生涯」という本の上下巻を母に買ってもらったくらいの「大草原の小さな家」ファンなので、「小さな家」シリーズマニアの方にはおすすめの1冊。アメリカの西部開拓時代の歴史がわかる。物語には書かれていないことも伝わる。子供の頃アルマンゾみたいな人と結婚することを夢見ていたけれどいまだに独身のアラフィフですが 2021/10/04
niki
5
ローラはその後どんな人生を送ったのか知りたくて借りる。 70歳の白髪のローラの写真から満ち足りた様子が伝わってくる。 肉体労働もこなし、「創造性と商才にあふれ、気さくで感じのいい、町の重要人物」と認識されていたらしい。 ローラの「農家の女性は元から自立している」という文章は興味深い。「わたしたちは意見が合わないときにいつもするように、とことん議論をしました」夫との関係も現代よりも進んでいる。 どんなに安い紙のわずかな余白も無駄にせず執筆していたとのこと。 父さんがどうしてバイオリンを弾けたのかは謎らしい。2023/05/24
狐森銀猫
2
ローラの農場を守り、開拓者の妻としていろいろな仕事に携わる新たな面が興味深く読めた。すごい人だったんだなあ。2012/01/27
りらこ
0
ローラの録音されている肉声を聞いてみたい・・。2017/08/16