出版社内容情報
バリアフリーやユニバーサルデザインなどのハード面だけでなく,コミュニケーションや人的サポートなどソフト面を考えるのがユニバーサルサービス.年齢や障害の有無に関わらず,すべての人にとって暮らしやすい社会を,障害がある人や高齢者の視点,そしてまちづくりの多様な実践から描く.
内容説明
まちで障害者に声をかけられたときに、適切に対応できる人はどれだけいるだろうか。バリアフリーやユニバーサルデザインなどのハード面だけでなく、コミュニケーションや人的サポートなどソフト面を考えるのがユニバーサルサービス。視覚障害者、聴覚障害者、車椅子を利用している人、高齢者など、著者の出会った人々との交流や、まちづくりの多様な事例を通じて、私たちが失ってしまったこと、いま本当に必要とされていること、めざすべき豊かな社会の姿が見えてくる。
目次
序章 すべての人がいる風景
第1章 「見えない世界」への扉
第2章 「空間会話」で語りあう
第3章 段差を越える
第4章 触覚で伝える
第5章 ユニバーサルサービスタウン
著者等紹介
井上滋樹[イノウエシゲキ]
1963年、東京生まれ。1987年、立教大学文学部を卒業後、博報堂入社。南北問題、環境問題、高齢者問題など、社会的テーマにおけるR&Dや、企業の社会貢献活動を担当。高齢社会におけるデザインや生活提案に関する展示会や国際シンポジウムなどを手がける。その後は高齢化問題、ユニバーサルデザイン、ユニバーサルサービスに関する調査・研究開発、広告制作、店舗開発を中心とするコンサルテーション、講演活動などをおこなう。現在は博報堂コーポレートコミュニケーション局情報デザイン一部部長兼ユニバーサルデザイン開発リーダー、ユニバーサルデザインネットワークジャパン(UDNJ)理事・事務局長、ユニバーサルデザイン社会工学研究会(NPO‐USER)理事
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