目次
第1部 プロローグ・島々からみたバルト海域の歴史
第2部 サーレマー島―ネズの木の島
第3部 ヒーウマー島―白鳥の島
第4部 オーランド諸島―架け橋の群島
第5部 ゴットランド島―石と花の島
第6部 エーランド島―陽光の島
第7部 ボーンホルム島―風の島
第8部 リューゲン島―環の島
著者等紹介
小柏葉子[オガシワヨウコ]
1959年生まれ。広島大学大学院社会科学研究科教授。専攻は国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鯖
23
海水がいれかわるのに30年かかるという内海バルト海に浮かぶ7つの島々の物語。北欧、ドイツ、ロシアに挟まれているため、島民が互いに戦い命を落としたり、「赤色テロ」と呼ばれたシベリアへの強制移民や虐殺の憂き目にあったり…。現状ウクライナで起きてることを思い出してしんどい。ドイツとソビエトが取り合い、双方からの虐殺があったサーレマー島から5歳で逃れ、ドイツ船に保護され難民キャンプを点々とした後、アメリカに移住した女性が「エストニア人だから」と50年後一人で戻ってきた話とか重かった…。2023/01/24
Motoshiман
0
よくその地域をテーマに一冊本が書けるなと驚かされることも多いエリア・スタディーズシリーズ。今作は極め付けで、バルト海の7島について書かれている。知らない島ばかり。2018/01/25