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出版社内容情報
この作曲家苦難時代(1812-18)の『日記』新写本を発見.ベートーヴェン伝の決定版をものした編者が翻刻! 行き届いた注釈を施す.生々しく,ユニークであって巨大,その興味深い人間像がいま21世紀に大きく立上る.
内容説明
1812年からベートーヴェンは時折日記をつけるようになった。この年は「不滅の恋人」への手紙が書かれた年で、以後、その苦難の時代が続く。もとより発表の意志など毛頭もなかったベートーヴェンの書いたさまざまな文章からなる日記に、グレーファー写本(ベートーヴェンの原本は失われている)を再発見したソロモンが、この翻刻とともに厖大なベートーヴェン研究の知見を駆使して周到な註釈を施してなったのが本書である。その失意と孤独な日々にベートーヴェンの頭と心をよぎったものは…。ソロモンの精細な註釈の下絵の上にベートーヴェンの特異な人間像が二十一世紀の今にあざやかに立ち上がる。
目次
ベートーヴェンの『日記』について
ベートーヴェンの日記
著者等紹介
ソロモン,メイナード[ソロモン,メイナード][Solomon,Maynard]
1930年生まれのアメリカの音楽学者。ベートーヴェンの「不滅の恋人」の論議に決着をつけた著作『ベートーヴェン』(原著1977年、増補版1998年)は20世紀のベートーヴェン研究史上屈指のものとされる
青木やよひ[アオキヤヨヒ]
1927年生まれ。「ロマン・ロラン全集」の編集に携わるかたわら、ベートーヴェン研究に着手
久松重光[ヒサマツシゲミツ]
1949年生まれ。翻訳家
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感想・レビュー
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