出版社内容情報
固定相場制が崩壊して四半世紀,ドル・マルク(ユーロ)・円を中心にして国際通貨制度は今後どう展開していくのか? この本は「通貨同盟」から「自由変動相場制」までの改革プランを検討し,制度の将来像を提示する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
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これも図書館本で。国際金融、特に外国為替の通史のようになっている本です。ブレトン・ウッズ体制からその崩壊、変動為替相場制と通貨同盟制度についての話題が主です。割と世界中が視野に入っていて、アフリカ(通貨同盟が幾つかあるようです)や東南アジア、あるいは日本も含めた東アジアの情勢などが述べられています。 EMIの記述も多いですが、いわゆるユーロ€導入の前に書かれた本なので、今だったら米・EUや日中なども視野に入れるのでしょう。日本円もアベノミクスで通貨供給量が過剰になり、円安になっていますが。(以下コメ欄に)2025/07/28