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出版社内容情報
書家・井上有一の遺品の中から「夢幻録―草稿」が発見された.戦争末期に小学校の青年教師だった有一が,東京大空襲で多くの教え子を死なせてしまう――その痛恨の思いを絵と文で綴ったもの.犠牲者たちの姿が涙をさそう.
内容説明
敗戦画日記。愚徹の書家井上有一の遺品からノオトが発見された。絵入りの筆書きで描いた東京大空襲の惨状だった。
目次
夢幻録「草稿」敗戦記
文天祥の正気の歌に和す(藤田東湖)
正気歌「釈文」
井上有一と東京大空襲(海上雅臣)
井上有一 書
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
24
読みともさんの感想で気になって読んだのですが、なんでしょう?アート?井上さんの絵もさることながら、踊るような字体も戦争への激しい憤りを表しているようです。体験者にしか表現できない作品だと思いました。東京大空襲のあの猛火の中を、生き延びたことが奇跡です。2018/05/09
たまきら
24
今年よんだ大空襲に関する書籍の中でも、最も圧倒された「作品」です。怒りと、生々しい想いに満ちたこの作品を編集したこの本が発行されたのは95年。なんとまあ。何もかも吹っ切ったような不思議な字。内容はぞっとするほど私たちがお会いした経験者たちと似ている。横川小学校の話はたくさん聞いた…。最後の写真が気味悪いぐらいうちの夫に似ている。2018/04/06
hachiro86
0
文字のかたちをした絶叫2009/05/04