出版社内容情報
現在,キリスト教は他の世界宗教との適切な関わり方を模索している.英国の代表的な神学者・宗教学者である著者が自国の現状をふまえ,現代社会における新しい宗教的多元論を展開し,その哲学形成の可能性を示唆する.
内容説明
現代社会における宗教の多元化現象のただなかで、キリスト教は、ユダヤ教、イスラム教、シク教、ヒンドゥ教、仏教など他の世界宗教をどう認識しようとしているのか?その神学上の問題などを具体的に追求する。
目次
第1章 序説―霊的巡礼
第2章 より広い文脈で―現代英語におけるキリスト教と人種問題
第3章 宗教の多元化現象
第4章 「どのみち人の選ぶ道は私の道にほかならない」―新しい宗教的多元論
第5章 イエスと世界宗教
第6 キリスト教信仰と宗教間の対話