出版社内容情報
『荒れ野の40年』で知られる著者初の本格的自伝.ヴァイマル時代から現在までを回想するその記録は,激動の20世紀ドイツを記録する稀有の輝きを持ち,新世紀を展望しようという多くの人々に励ましを与える.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kayak-gohan
14
自分が大学生のとき、ドイツ語のテキストとして当時西ドイツ(ドイツ連邦共和国)大統領であった著者の「荒れ野の40年」(1985年5月8日ドイツ敗戦40周年演説)が使われた。難解な言い回しが多く辞書と首っぴきで格闘した覚えがある。難解だったが、格調高い言葉遣いで人類の理想を語る文章には惹き付けられた。著者の語る理想は、ナチスのホロコーストや独裁政治の醜悪さといった現実をしっかり見据えたうえで、それを克服しようとする決意が根底にあり、決して絵空事ではない。刊行当時に本書を読んでみようと思った動機はそこにある。2025/03/29
風に吹かれて
13
1984年から94年まで、東西ドイツが統一された時期をはさむ十年間に、西ドイツ大統領、そして統一ドイツ大統領を勤めたヴァイツゼッカー(1920-2015)の回想録。彼が生まれたヴァイマル期、ナチの時代、敗戦によるドイツ分裂期、そして統一後、という四つの時代をヴァイツゼッカーがどのように生きてきたかが記録されている。少年期にシラーの長詩を暗誦し、外交官の父の姿から政治を学び、ドイツ福音主義協会信徒大会や世界教会協議会で活動し、東方政策やドイツ政策への関心を深め政治の世界へ。ベルリン市長を経て大統領へ。 →2025/12/05
-
- 電子書籍
- 忍たま乱太郎 あたらしい出城はだれのも…




