出版社内容情報
ホロコースト,ナチスによるユダヤ人大量虐殺.その犠牲者は600万人に達する.迫害と虐殺の恐怖の中で人々はいかに生き,死んでいったのか.十全な調査に基づく本書は,ユダヤ人の悲劇の全体像に迫り,私達に問いかける.
内容説明
強制収容所で焼かれ、煙と灰になった人々。なぜ600万人が殺されたのか。迫害と虐殺の恐怖の中で、人々はいかに生きたのか。アンネの生きた時代を、今みつめなおす。
目次
1 起源
2 ナチスとドイツのユダヤ人
3 ゲットー
4 特別任務隊
5 最終的解決
6 ユダヤ人以外の犠牲者
7 強制連行
8 収容所
9 収容所の生活
10 抵抗
11 武装蜂起
12 アメリカ合衆国とイギリス
13 救助の手をさしのべた者たち、正義の人々
14 ホロコーストはまたと類例のないものだろうか
15 終局
16 裁判
17 いまこそ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
22
「なぜ、おきたのか?ーホロコーストの はなし」の中で紹介されていた本。原題は「煙と灰」、ホロコーストについて端的に表現した言葉として胸に刺さります。アメリカ人の著者からみたホロコースト、ユダヤ人迫害の歴史、何年もの間、ユダヤ人の惨状を見て見ぬふりをしてきた連合国についても言及しています。年月を重ねる中で、ホロコーストが忘れ去られる、ホロコーストはなかったという主張が存在し、ナチス礼賛の気運がくすぶる…悲劇を繰り返すことへの警鐘を強く感じる作品です。2012/12/07
和泉花
2
タイトルと中身がやや不一致かなあと思う。ユダヤ人が差別されるもっと根源的な理由が知りたかった2021/03/13
koichi uchida
0
ひとは、なぜ、ひとを殺すのだろう。2018/02/09
-
- 和書
- 基礎無機化学 〈新版〉