内容説明
やっとの思いで戻ったハルタに、アルグルの姿はなかった。アルグルが北に向かったという手がかりだけを頼りに、クライディは北へ北へと歩みを進める。旅の途中の町々で、北の国を支配する“レイヴン・タワー”の主はトワイライト・スターだという噂を耳にしたクライディの心ははやる。そこに行けば愛するアルグルに会える。そしてもしかしたらお母さんにも…。そんな希望を抱くクライディの前に現れたのは、ウィンターと呼ばれる少女。彼女は自分こそがトワイライトの娘であると言い張るのだが…。ついに明かされる少女の出生の秘密。
著者等紹介
リー,タニス[リー,タニス][Lee,Tanith]
1947年にイギリスのロンドンで生まれる。CatfordのPrendergast Grammer Schoolで中等教育を受け、9歳の時から創作を始める。卒業後は図書館の助手や店員、文書整理係、ウェイトレスなど様々な仕事に就き、25歳の一年間は美術大学で学んでいる。1970年から1971年にかけて、子供向けの本を3冊出版。1975年にDAW Books USAが『The Birthgrave』を出版。その後立て続けに26冊が出版され専業作家となった
中村浩美[ナカムラヒロミ]
翻訳家
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