内容説明
『Truth in Fantasy』は、ファンタジー(幻想文学)やおとぎばなしが好きな人、空想的な動物に興味がある人、ゲームや映画の世界で思いっきり遊んでいる人、そして心の中に冒険を秘めている人のための本です。第1巻は、神話や伝承に登場する(かわいらしい、はたまた恐ろしい、あるいは美しい)生き物たちにスポットをあててみました。
目次
人里(ホブゴリン、パック;インキュバス、サキュバス;人狼;ドッペルゲンガー ほか)
禁忌の地(ゴースト;アンデッド;ヴァンパイア;マミイ ほか)
豊かなる自然(ユニコーン;妖精;エルフ;シルフ、エアリアル;ドライアド;メデューサ ほか)
厳しい自然(ラミアー;マンティコア;ジン;ドラゴン;フェニックス ほか)
異界(天使;神々;ケルベロス;デーモン、デヴィル)
東方(霊;精;天狗;鬼;鳳凰;龍)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
63
幻想怪奇作品や神話、ヴァンパイアものなどをよく読んでいた頃、登場するドワーフやヴァンパイア、ホムンクルスやガーゴイルなどについて詳しく知りたくなって買った本。人里、禁忌の地、豊かなる自然、厳しい自然、異界、東方など、出没しやすい場所別に紹介されており、分類などはわかりやすかった。ただ、解説の中には頭を傾げたくなるような表現もあり、けっこう独断的な印象は否めない。でもある程度知っていると、ファンタジー小説や映画がわかりやすくなったので読んで損はなかったと思う。2013/03/18
らくだ
7
興味のある項目だけ読んだ。幻想的生物のイラスト入り辞典。小人、巨人、妖精、ヴァンパイア、人狼、ユニコーン、エルフ、ペガサス、ウンディーネ、セイレーン、(多神教の)神々等々。やっぱり多神教の神やキリスト教伝来以前のヨーロッパの神話は面白い。「エッダ」や「変身物語」などにますます興味が湧いた。妖精やヴァンパイア関連の書物も気になる。時々読みたいときに読みたい部分だけ読み返すのにいい本。2013/08/18
barcarola
4
その昔読んでいた本の山から引っ張り出しての再読。当時ファンタジー系のゲームが流行りだしていて、私もこの類の「参考書」をいくつか購入した記憶があるのだが、現在まで手元に残っているもの、言い換えれば残しておきたいと思ったものは数少ない。その中の一冊である。2017/08/19
すがし
3
トゥルース・イン・ファンタジーの名に恥じないレパートリー。様々なゲームに登場し、広く名を知られた世界各地の幻獣魔獣を余すところなく網羅した力作。ゲームをプレイするだけでは飽き足らなくなった、知的なゲーマーに最適の一冊。2010/11/27
和沙
3
ヨーロッパのモンスター中心。出典が書かれているので便利。