内容説明
有明海には、日本最大の干満差と日本の干潟の40%にあたる広大な面積の干潟がある。そこは、きわめて高い生物生産力をもつとともに、日本の他の海域では見られない特産生物の宝庫でもある。しかし、その価値はまだまだ社会に知られていない。泥の干潟やそれに続く浅い海、あるいは潮汐の影響を受ける河川下流部がどれほど豊かで大切な場所なのか、そしてその保全がいかにさしせまった課題なのか。この一見地味な世界に光を当てるために、様々な分野の21人の研究者が結集した。本書は、日本最大の干潟・河口域を有する有明海の生物相に焦点を当てたものである。
目次
第1部 有明海とはどんなところか(有明海の生物相と環境;有明海の地史と特産種の成立)
第2部 主な生物の分類・生態・分布(塩生植物―シチメンソウ;カニ類 ほか)
第3部 有明海と類似した大陸の干渇(韓国の干潟の底生生物―特に仁川周辺の干潟について)
第4部 干潟・河口域の環境保全(干潟浅海系の保全の意義;諌早湾干拓事業の影響 ほか)
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