内容説明
人生は聖書を読むに如かず。永遠のロングセラーを信仰の書ではなく、「人間学」の書として読む。
目次
聖書と私(新約聖書・四つの福音書の特徴;私と聖書のかかわり ほか)
言葉をめぐって(訳語一つが一つの宗派をつくる;輪廻転生と神の国 ほか)
聖書と人間社会(「煉獄」とキリスト教;キリスト教がゲルマン化した ほか)
聖書と処世の知恵(立派な教えが生ずるところは、非常に悪いところ;武家の家訓の働き ほか)
世紀末と奇蹟(宗教と病気治療;復活、「我、非合理なるがゆえに信じる」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
脳疣沼
3
普通の日本人が聖書に親しみうるとすれば、本書のようなアプローチしか有り得ないのではないか。宗教というのはやはり、小さい頃から刷り込まれる、または、実際に奇跡を体験する、などという経験がないと、信じれるようになれないと思う。しかしたとえ信じれなくとも、本書のように人生哲学として読むことはある程度は可能だろうし、自分流に解釈することも自由だろう。本書はその助けとなる。2014/10/30
田山河雄
2
キリスト教国は残酷なことを何故敢えてするのか?、アウシュビッツ、原爆の広島、アフリカから連れ出した大量の奴隷、南米の去る文明国の皆殺し、これらは何れもキリスト教徒の為したことだと。「右の頬を打たれたら、左の頬も…」のキリスト教徒がする事なのか、成る程言われてみればその通りだ。その一つの回答は本編を読んで貰うにしても、考えるものだなあと思うばかりであ った。 2022/05/28
ipusiron
0
1998/8/4読了
さとうはるみ
0
この二人の対談本でなければまず手に取らなかったジャンルの本だと思う。けれどとても面白かった。聖書の文句だけでは苦痛に感じて読めなかっただろうけど、二人の解説や感想が述べられていてそれがとても面白いからなんとか読みきれた。聖書と処世の知恵という章が1番面白かった。聖書の文句を題材にあれこれと自分の体験や明治維新や先の大戦の話などが盛り込まれていて飽きなかった。聖書についての本だけれど、聖書のことだけが書かれていないで他も書かれているのがありがたかった。脇道や脱線?のお陰で面白く読ませてくれたありがたい本。2022/05/21
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