内容説明
敗戦後の福岡市民は、どう考えていたのか。アメリカ軍は、敗戦2カ月後に、福岡市民74人を呼び、戦時下の市民生活、空襲への対応、時の政府に対する反応、進駐軍の政策、さらに天皇制を含む、今後の日本の進路についての聴取を行なった。ここには、敗戦国の苦しみや、嘆きだけでなく、未来に向かう福岡市民の声があった。
目次
第1章 アメリカ軍の市民聴取(福岡空襲;アメリカ戦略爆撃調査団の聴取書 ほか)
第2章 聴取資料(聴取書を翻訳する;聴取書を読む ほか)
第3章 福岡の空襲を語る(東区;博多区 ほか)