内容説明
車窓に心をゆだねれば、懐かしい旅の原風景に出会える。「乗り鉄」のベテランが厳選したいま行くべき40の鉄道旅行。
目次
1 いつもとは少し違う列車に乗って―特急列車の旅(スーパーあずさ―快適車両で信州路を行く;白いかもめ―普通車とグリーン車 乗り比べの旅 ほか)
2 優雅で愉快な特別列車に乗って―観光列車の旅(「或る列車」で行く大村線・長崎本線の旅;しなの鉄道の観光列車「ろくもん」 ほか)
3 時間がゆっくり流れる列車に乗って―ローカル線の旅(函館本線砂原支線―のんびりゆっくり回り道で函館へ;根室本線―富良野へ、代行バス区間で思わぬ発見 ほか)
4 なつかしい時間旅行を楽しむ列車に乗って―SL列車の旅(SLやまぐち号―新しくなった「SLやまぐち号」の旅;SLばんえつ物語―撮っても乗っても楽しい「SLばんえつ物語」 ほか)
著者等紹介
野田隆[ノダタカシ]
1952年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院修了(国際法)。都立高校に勤務のかたわら、ヨーロッパや日本の鉄道旅行を中心とした著作を発表、2010年退職後は、フリーの旅行作家として活動。日本旅行作家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
30
鉄道関係の著作が多い作者の鉄道乗車記。全国各地の鉄道が取り上げられていて、鉄道を紹介したい意図が感じられる。一部例外を除きほとんどの章が鉄道列車に乗ることが目的になっているが、内容的にさほど趣味の世界に入り込んでいない気がする。要はマニアには物足りないし、鉄道に魅力を感じない層には響かないという作品になっている気がする。作者の鉄道愛は伝わってくるのだが…2022/03/02
なにょう
12
つまんない、あっさりしてる。最初の印象。選書を誤ったかと思った。が、39本も記事を書くのは簡単なことでは無い。入念に時刻表を読みよく車種を理解する。よく準備して現地に乗り込む。乗車位置もよく考える。乗車したらしたでじっとはしていられない。自分の乗り込んだ車両はもちろん、端から端まで調査する。果てはトイレの心配まで。大体の紀行文はグルメ、景色に終始することを思えば、この方は大したものだ。★特急からローカル線まで。名松線やら中国山地の路線。いつ廃止になっても不思議でない。ガンバレ🚩山田線はよくぞ復旧した。2019/12/14
Naoko Takemoto
9
『わたしの旅ブックス』期待して何冊か読んだが、正直期待はずれなものばかりだった。これも同じく。ある路線の鉄道に乗った、駅舎がこうで、動きだしたら右手に何が見えました・・・という淡々とした説明が続くだけ。主観は必要ないが、言葉の使い方を工夫して、洒落た語彙で情緒を演出してくれよと思った。鉄道マニアの友人に、この本はちっとも面白くないのだが、と伝えたところ「この作者はYahoo!の鉄道コラムで時々見るが、記事内容に中身がないと思っていた。」と辛らつな言葉が返ってきた。やはり宮脇俊三は凄いということか。2019/10/25
takao
1
ふむ2022/01/03
ykbstyle24
0
ただの旅行記録。引き込まれるものが感じられない。せめてカラー写真くらいは・・・。2020/07/28