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内容説明
育児書ベストセラー『大丈夫やで』著者、初の自伝!助産師という仕事が教えてくれた、人生で大切なこと。
目次
第1章 産婆フジヤン誕生
第2章 妻フジヤン、母フジヤン、娘フジヤン
第3章 フジヤン新天地へ
著者等紹介
坂本フジヱ[サカモトフジエ]
大正13年、和歌山県に生まれる。一四歳で働きはじめ、二三歳で和歌山県の上芳養の自宅にて助産所を開業。七三歳で同県田辺市に移転。七六歳で黄綬褒章受章。九三歳の今なお現役
今井雅子[イマイマサコ]
脚本家。ラジオドラマ「雪だるまの詩」(NHK)が第二六回放送文化基金賞ラジオ部門本賞を受賞。故郷である大阪府堺市の堺親善大使も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
19
その手でとりあげた赤ちゃんが4000人を超える。それだけでも、素晴らしい。命に関わり、育む人に関わり、そんな姿がただただ感心するしかない。その中からでてくる言葉は、わかりやすく、しかも深みがある。この国のここ数十年の変化が、とてもよくわかる。少し、人のことを想う時間を作ること・・・ここからがすべてが始まる。ただ、今の風潮は、それを阻もうとするものがある。だからこそ、貴重な存在でもある。2017/11/13
なにょう
17
和歌山の産婆さん、坂本さんの産婆一代記。本年(平成29年)93歳。21歳から赤ん坊を取り上げる。★赤ん坊には欲しいだけあげる。足るを知らないといつも不満だらけになる。p178★とにかく、含蓄のある言葉ばかり。まずは優しい言葉かけ、ニコニコしよう。2017/09/22
スゲ子
8
朝ドラになりそう!(題名『フジヤン』とかで)お転婆だし!戦争あるし!助産師になったのは20歳そこそこで、身長143㎝で三つ編みお下げで、呼ばれて行った家の人に「こんな小娘で間に合うんか?」と言われてしまう、って映像で観たい!それで「自分のお産のときはわめき過ぎて、三日間声が出んかった。二百人取り上げた後やったけどな」というのがまたおかしい。自転車→スクーター→自動車(丙午の年に免許とった)で妊婦さんのとこに駆けつけるフジヤン!そして70歳すぎて借金して助産所を開業!バイタリティすごい!2019/05/26
むさみか
5
4,000人以上の命の誕生を見届けてきた 坂本さんの言葉はとがったところがなく とても大らか。「一番大事なことは待つ事」 といわれると 素直にうなずきたくなります 確かに 私達 ちょっとせっかちに なりすぎてるんですよね・・・2018/03/07
あずさ
3
昔のお産は父親が立ち会って、へその緒を切っていたんですね。お産は母親とあかちゃんのもの。病院で無理やり出させるものではない。大丈夫やでも読んでみたい。いつか子供が生まれたら思い出したい言葉がたくさん。2017/12/19