内容説明
編集の桜井透也は、担当作家の穂高櫂とプライベートで親密な関係にある。憧れの作家と恋愛をしていること自体、透也にとっては信じられない上に、仕事の立場で、肉体関係をもっている相手にどう接していいのか戸惑っていた。そんな時、透也は新人作家の担当になる。新鮮な気持ちで仕事に夢中になる透也だが、穂高に会う時間が少なくなり…。書き下ろし短編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
29
罪シリーズ第2作目。ゲイの年下ワンコキャラの天野登場。編集の桜井透也は、担当作家の穂高櫂とプライベートで親密な関係にある。透也が新人作家の担当になってから二人の時間が減り、お互いに想い合ってるのに穂高は言葉が足らずで、透也は身体から始まった関係だから、余計に穂高の恋人であることに不安に感じてネガティブ思考のドツボに。穂高に気持ちをぶつければいいのに、ため込んで言わない女々しいところにイラっとする。当て馬キャラの天野が真っ直ぐないい子。それでも透也は穂高じゃないと駄目なのか。書き下ろしは穂高視点で糖度高め 2020/02/16
那義乱丸
20
再読にて読メ初登録。穂高がわかりにくすぎる(笑)言葉足らずなまま身体でばかり繋がろうとするから心が透也に伝わらない。言葉責めでは饒舌なのにね(笑)透也は透也で言いたいこと言うべきことを呑み込んでしまうし。作家と編集でもあるからオンオフという問題が大きくなるんだろうけども。終盤に穂高の気持ちが見えてくると同時に彼の不器用さも浮き彫りに(笑)どんどんすれ違っていってしまう二人の間に割り込んでくるのが新人作家の天野。イイ男なのに可哀相な役回りだなぁ。書き下ろしは穂高視点で糖度高めなお話♪2014/12/30
みずほ
9
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 再読。罪シリーズ第2作目。「有罪」で恋人同士になった透也と穂高の間に、気持ちがすれ違い始め、透也に横恋慕する新人作家の当て馬まで現れて・・・。結局、この二人には会話が足りなさすぎたのだ。会ってる時間が少なくて、会えば仕事の話かヤッてるだけ。変則的な始まりな上、穂高は愛情表現が独特なので、自分に自信のない透也は、穂高の愛情が信じられなくなり、グルグルモードのドツボに。天野は結構大胆に付け込んでたけど、これだけ無自覚に隙ありまくりの恋人もったら、穂高も気が気じゃないわね(笑)2015/05/01
ももちゃん
6
シリーズ②先生の言葉責めしゅごい。つよい。年下新人作家登場の巻。ラストの天野から取り返すところめちゃめちゃ俺様で萌えました。素敵です。。。 最後に穂高先生視点あり。2020/05/18
ちゃー蔵
3
グルグル祭w両思いなのにすれ違って悪い方向へ転がってしまう二人。始まり方が特殊だったので、自信が無くてグルグルする透也の気持ちも分かるけど、もっと自信を持って甘えればいいのに~とジレジレしたり、言い寄ってくる新人作家が現れて流されちゃ・・う?!どうすんの?!となったり、結構面白かった。2010/07/08