宝島社新書<br> 心霊写真

  • ポイントキャンペーン

宝島社新書
心霊写真

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796617246
  • NDC分類 147.5
  • Cコード C0236

内容説明

写ったのは本物か否か…。明治の写真師が、日本初の「心霊写真」を撮影した歴史的瞬間から、現代人が、家庭用ビデオの映像に幽霊を発見するまでの120年史。フィルムに焼き付けられた「幽霊」と日本人の摩訶不思議な関係を辿る。

目次

序章 幕末日本に「心霊写真」はあったか
第1章 日本最古の「心霊写真」
第2章 明治の日本と「心霊写真」
第3章 「幽霊写真」VS「念写」
第4章 「心霊+写真」の成立
第5章 エロ・グロ・心霊
第6章 「心霊写真」のポスト・モダン
第7章 亡者たちの宴の始末
終章 世紀末の「心霊ビデオ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

17
写真が伝わって以来、日本における心霊写真(幽霊写真)、念写〜心霊ビデオをとりまく150年ほどの状況が概観できる貴重な一冊。心霊写真というものが、通常の写真や、幽霊を取り扱った絵画やマンガ、小説、映画等と異なって、嘘か本当かという真偽の判断を人々に迫るものであることを意識させられる。だからこそ本書の著者も、心霊写真に対する否定的で常識的な態度を折に触れて示すのだが、私にはそれが何だか違うように思われ、本書の面白さを減じていると感じられた。例えば、森達也の『職業欄はエスパー』のように、2023/10/12

Gen Kato

2
幕末の写真技術輸入時からの心霊写真発展史。つのだじろうブーム以後の昭和の小学生にとっては「存在して当たり前」だった心霊写真。オウム後のオカルト自粛やデジカメの普及でもはや過去の存在になったけど、怖かったなあ。「やるならもっとうまくやれ」笑った。2019/07/27

鈴木誠二

0
めっちゃ面白かった大当たり! 写真・映像・メディア史を語る上でも欠かすことのできない貴重な文献確定!(俺的に)2019/08/27

ミヤ

0
写真術の伝来から発生した心霊写真。根元には未知のものに対しての畏れが反映されているのだと感じた。例えば「魂を抜き取られる」といった類の。 そして心霊写真という呼称にも紆余曲折を経て来たということ。幽霊写真、念写、霊魂の存在…それらの真偽のスタンスを包括したようなこの呼称が遍く使用されるようになった歴史は浅いというのが意外でした。 またポストモダンの心霊写真としての映像としての心霊ブームも熱が冷めて久しいがまた心霊ブームは来るのだろうか。単純に飽きられたのか、不謹慎だからか。後者だとしたら少しつまらない。2023/10/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/373954
  • ご注意事項