内容説明
浅草弁天山美家古寿司―ここは東京でも数少ない「江戸前の鮨」を商う鮨屋である。江戸前の鮨とは何か。それはどのようにして生まれ、受け継がれてきたか。鮨職人として60年に及ぶ経験をもつ「美家古の親方」が綴る、極付・お鮨の本。
目次
第1章 私の昭和史(弁天山美家古のはじめ;江戸前ということ;おやじのこと;職人修業;久保田万太郎先生;わが友、金原亭馬生 ほか)
第2章 江戸前の鮨(美家古の仕事;鮪―「づけ」にする;鰺―酢でしめる;こはだ―酢と塩でしめる;鰹―焼く ほか)
第3章 職人暮らし(職人がものを捨てるのは恥;日常茶飯事;何でもおいしくして食べる;おろしがねの話 ほか)