生と死への眼差し (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791758623
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C1010

内容説明

死はいつも人間の“諒解”をこえる。そのことを見失うと、医療は“臓器の科学”に顛落する。現代の医療に問われるさまざまな問題を根源から凝視め直し、そこから、われわれにとって死とは何か、そして生とは何かを問う。

目次

1 医療と科学―交わりとはみ出し(医の倫理と科学者の倫理;脳死判定の落し穴―科学的判断基準;脳死を考える)
2 エイズと人権(エイズと人権;エイズを通してみた日本;伝染ることの意味)
3 dialogue病院の内部/外部(“流行病”のエピステーメ;二一世紀の医療の目指すもの;尊厳死をめぐって―往復書簡)
4 生を問い、死を想う(死すべきものとしての人間;科学的人間像の問題;健康ブームの陰で ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるよし

5
25年以上前に書かれたとは思えない。浸透した考え方もあれば現代にそぐわない考え方もある。もはや医師は聖職者ではなくなりつつある(かもしれない)。まだ存命だが、橋本先生が今の医療をどう捉えているか、聞きたいもの。医療はますます傲慢に、医療費は増大し続けている。皆保険が限界となった今、右肩上がりのモデルは捨てないと行けないのではないか。そう思わせる。決して色褪せない主張である。2023/09/15

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