出版社内容情報
木の重要性をいち早く小説で表現したジオノ。報酬を求めず黙々と木を植え続けた主人公の高邁なる精神に瞠目。都市文明が行き詰った今、ジオノ文学の意義は大きい。最新訳。訳者による詳細な解説と写真多数付き。
内容説明
プレイヤッド叢書「ジャン・ジオノ小説作品全集」第5巻に収録されている『木を植えた男』の翻訳。木の重要性をいち早く小説で表現したジオノ文学の最新訳。
目次
ジャン・ジオノ『木を植えた男』
解説
原書について
『木を植えた男』の背景
ジオノの執筆態度
『木を植えた男』を読む
『木を植えた男』の意義
著者等紹介
ジオノ,ジャン[ジオノ,ジャン][Giono,Jean]
1895年、南仏オート=プロヴァンスのマノスクに生まれる。父は靴職人、母は洗濯業を営む。1911年、地元の銀行で働きはじめる。1915年から19年まで第一次世界大戦に一兵卒として従軍。28年に発表した『丘』で文壇デビューを果たす。29年、作家活動に専念する。第二次大戦後は作風がかなり変わり、詐欺師や逃亡者のような社会の周辺で生きる人物たちを主人公とする物語群を「年代記」として発表する。かたわら、アンジェロを主人公とする「軽騎兵シリーズ」を世に問う。1970年死去
山本省[ヤマモトサトル]
1946年兵庫県生まれ。1969年京都大学文学部卒業、1977年京都大学大学院博士課程中退。フランス文学専攻。信州大学農学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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№9
田中寛一
きゅー
Hiroyuki Nakajima
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