内容説明
未来の象徴とされ、国の命運を背負って生きた歴史の中のプリンセス。歴史に名を残しながら、偶像化されていったプリンセス。理想のヒロインとして生み出されたプリンセス。おとぎ話では憧れの的の彼女たちも、きれいなドレスに身を包み、幸せに暮らしただけではなかったのです。本書では、誰もが名前を知りながら、その真実はおぼろげにしか知らない、彼女たちの逸話を紹介します。
目次
第1章 名高き姫君(アルウェン;アンドロメダ;イザベル1世;皇妃エリザべート;エルザ;グィネヴィア;クレオパトラ7世;シータ;ジョセフィーヌ;ネフェルティティ;ヘレネ;紫の上;楊貴妃)
第2章 悲劇の姫たち(アナスタシア;イゾルデ;い市;王昭君;カッサンドラ;軽大郎女;ジュリエット;千姫;マリー・アントワネット)
第3章 神秘のプリンセス(幼ごころの君;かぐや姫;木之花佐久夜毘売;シバの女王;シンデレラ;ねむり姫;虫愛づる姫君;メリュジューヌ)
第4章 波瀾万丈の姫(浅井三姉妹;エレクトラ;夏姫;クリームヒルト;コーデリア;蔡文姫;サロメ;西施;ハプスブルグの姫君;ポンパドゥール侯爵夫人;ルクレツィア・ボルジア)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
16
図書館本。TRUTH IN FANTASYシリーズ。実在、伝説、物語のお姫様の紹介。数多いるお姫様の中から選ばれた指折りのプリンセスたち。波乱万丈、流浪、謀略、復讐、政略結婚、禁じられた恋・・・ドラマチックだけど、平凡が一番と思わせてくれる人生。地位に見合った一族、国家レベルの苦難が付いてくる。紫の上のページの間違いが気になる。二条院が二条城になったら江戸時代だよ、家臣ていうのもそこは女房じゃないかな?中世騎士物語の姫君たちが魅力的。もっと知りたくなった。クリームヒルトの執念凄い!日本人はおとなしめだな。2021/04/13
konkon
2
有名な姫様たちのこと、知っている様で、知らないことが分かりました。教養深まる一冊でした。2015/12/06
あきら
2
このシリーズにしては珍しく漫画らしい表紙だが、中身はいつものノリ。実在伝説問わず有名なお姫様&女王様のエピソードをまとめている。2014/09/05
ず〜みん
2
図書館の本で読破。伝説上、作品上、実在した世界のプリンセスが集められている。可愛い表紙からは想像もつかないくらい読み応えがある本。2012/08/25
えすてい
1
神話から歴史上の人物まで、「姫」「プリンセス」とされる女性たちの解説。日本の神話や伝説に登場する姫たちもいくつか紹介されている。結構悲劇的なエピソードが少なくない。