目次
人間・社会の関係が反映される「しきり」
対談 日本人のすまいとしきり
現代空間としきり
しきりの変遷
寝殿造での平安貴族の暮らし
外と内をつなぐ「しきり」
障子の皮膚―逆説の装飾
障子に活用された和紙
透かしの美を追求した欄間
江戸の暮らし―将軍の住居から裏長屋まで
近代のしきり―建築文化の交流
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
christinayan01
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日本の仕切り(パーティション)の歴史だけにフォーカスしたマニアックの極みのような本。中身は相当な濃さで解説され、かつ挿絵や写真が豊富で世界に引き込まれていく良書。衝立、御簾、簾、屏風など見たことはあれど意識して見ると世界観がかわる。最後のコラムも結構楽しい。2022/09/08
T
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日本の建築でしきるというのは、視線と行動を遮ること。 昔の日本建築には、天井がなくて、屋根裏しかないことが多く、人の身長程度の高さまでしか間仕切りがないことも特徴的。2021/05/30