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内容説明
いくさとは、生きることの縮図であるかのように、錯誤から錯誤を生み、遂には中世紀の海戦さながらに舷々相摩す乱打乱撃戦を演じてソロモン海に消えた戦艦比叡の最後と共に、みずからは、比叡自沈の真相を明かされることもなく、約束された栄光の座から引きずり下ろされた西田大佐の失意と懊悩の歳月。
目次
第1章 勇者の汚名
第2章 ひとつの約束
第3章 小さな錯誤
第4章 勝利なき戦い
第5章 悲劇への序曲
第6章 艦長の決意
第7章 四面楚歌
第8章 掌航海長の告白
第9章 運命の退艦
第10章 艦長の生還
第11章 鎮魂の沈黙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆき
5
戦艦が好きなので、比叡と霧島が関係している本を探していて当たりました。戦艦大和の艦長になっていたかもしれない比叡の艦長西田さんの不運と、比叡の不運を描いたもの。読み応えあって、ソロモン海戦での混乱振りがすごく良く分かりました。少しの手違いが日・米ともにあって、それが余計な戦死者を出す嵌めになっていたんですね。戦艦大和建設にあたって比叡が試験的に改造されていて、それこそ不沈と言われていたのに何故撃沈したのか。なるほどでした。人的ミスです。良い本でした。後世に残すべきでしょう。2014/05/19
四季
2
戦艦大和の試験艦として建造された戦艦比叡。大和に搭載する兵器を持ち、戦艦とは思えない速さで航行する高速戦艦であり、浮沈艦と称されていた。比叡を指揮する西田艦長も、山本五十六長官直々に大和の艦長になることほのめかされる優秀な人物であった。そんな比叡がソロモン海に沈んだ。生きて帰ってきた西田艦長を艦隊総司令部は卑怯者と罵り、西田艦長は汚名を被った。西田艦長が黙してきた、太平洋戦争の隠された事実が今明かされる。この本の感想は400字程度じゃ語り尽くせない!2015/07/09
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