内容説明
衆生を魅了し続ける浄土真宗の開祖親鸞、その全体像がわかる画期的事典。教え、事績、生涯、文学芸術、真宗世界の広がりまで、最新の研究成果を反映させた座右の書。
目次
序 今なぜ親鸞なのか
第1部 親鸞と出会う
第2部 親鸞ゆかりの地を歩く
第3部 親鸞の世界への広がり
第4部 親鸞関係用語集
附録 参考資料
著者等紹介
林智康[ハヤシトモヤス]
1945年生まれ。1973年龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博士課程単位取得。1976年本願寺派宗学院卒業。龍谷大学教授・中央仏教学院講師・本願寺派司教・福岡教区嘉麻組光円寺住職
相馬一意[ソウマカズイ]
1948年生まれ。1979年龍谷大学大学院文学研究科仏教学専攻博士課程単位取得。龍谷大学教授・東京仏教学院講師・本願寺派司教・東京教区茨城西組西光寺住職
嵩満也[ダケミツヤ]
1958年生まれ。1989年龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博士後期課程単位取得。龍谷大学教授
岡村喜史[オカムラヨシジ]
1962年生まれ。1991年龍谷大学大学院文学研究科国史学専攻博士後期課程単位取得。龍谷大学助教授
安藤章仁[アンドウフミヒト]
1968年生まれ。1996年龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博士後期課程単位取得。龍谷大学非常勤講師・高田学苑(中学・高校)非常勤講師・真宗高田派教学院研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
上田哲司
1
コンパクトに親鸞についてまとめられたガイドブックです。特に「親鸞の文学」では、明治から現代までに親鸞を取り上げた文学者の紹介があります。木下尚江/倉田百三/吉川英治/亀井勝一郎/丹羽文雄/野間宏/吉本隆明/真継伸彦が紹介され、その書かれた社会的背景も解説されています。また明治の日本に来た宣教師たちが、浄土真宗に触れて感じた、驚きの様子が語られます。「儀礼はカトリック、教義はプロテスタント」とキルスト教との共通点が明らかにされます。この時期毎年思い出します「明日あると想う心のあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかわ」2013/03/30