絵で見る歴史シリーズ 明治ものの流行事典

湯本 豪一【著】

柏書房（2005/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 318p／高さ 22cm
• 商品コード 9784760128457
• NDC分類 210.6
• Cコード C0521

内容説明

ペストをおそれた東京市がおこなったのは、市民からネズミ１匹５銭で買いとる駆除作戦。イラストやマンガ、錦絵を道案内に、明治の流行と人びとの暮らしをわかりやすくていねいな解説で、面白く伝えるビジュアル事典。

目次

第１部　社会の出来事（板垣死すとも自由は死せず；稲妻強盗・稲妻小僧；インフルエンザ；畝傍艦行方不明事件　ほか）
第２部　人びとの暮らし（生活・事物；趣味・スポーツ・芸能；ファッション；飲食物）

著者等紹介

湯本豪一［ユモトコウイチ］
１９５０年東京生まれ。法政大学大学院（日本史学）修士課程修了。川崎市市民ミュージアム美術館担当室長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Mentyu]

中学2年の時に自由研究用の資料として買った本。錦絵・ポンチ絵をはじめとした絵画資料で構成されており、ふりがなも多いので、当時は愛読していた。改めて読み返すと、柳田國男の『明治大正史 世相編』を絵画資料で再構築したような内容で、非常にしっかりした本だったことに驚く。今では中学時代は読めなかった図版中の変体仮名や漢文が分かることもあり、新たな発見のある楽しい読書となった。こういう一般向けの本をいずれ執筆できるようになりたい。

2018/09/11